PANDEMONIUM/大混乱!?の現場から

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2004年 12月 27日

大掃除と建築のメンテナンス

本日事務所は朝から大掃除。スタッフみんなでおのおのの棚の中からはじまり、大量のカタログ、サンプル類の整理。そんな中、私めはわがままなことに朝から仕事に追われて自分のテーブル廻りのお片付けだけをして少しだけ貢献した振りをした。毎年事務所の窓ふきをしていて思うのだが、拭き終わったあとの景色の爽快感ったらありゃあしない。ダスキンのコマーシャルのオセロのN嬢ではないが、まだいける、まだいけるで何ヶ月も通してきて、いよいよ大掃除や!ということでピカッと拭く。
本当なら終わり次第、みんなとさあ飲みに行こう!と言えりゃあこれもボスっぽくてかっこいいのだが、年末のこの時期、毎年終わらない仕事に向かって綺麗なオフィスでマイペースに仕事する時間も僕的にはけっこう嫌いじゃあない。話がかなりずれたが、ここではガラス面のメンテナンスについて一言もの申す。事務所の開口部は引違いの2連窓が2面。当然、屋上から命綱をたらしてアクロバチックに拭くことはせずに室内から拭く。こと住宅に関して窓拭きに限らずメンテナンスはとっても大事なこと。デザイナーとしてガラスを用いることに対して様々な欲求はあるのだがここは本当にいつもメンテナンスとの納まりの兼合いの格闘。結果僕らはこんな解答を導き出す。
大掃除と建築のメンテナンス_c0001419_17492786.jpg
サッシの方立の部分は柱の後ろに納める。(当然鍵の引手のクリアランスは計算します。)
大掃除と建築のメンテナンス_c0001419_17494094.jpg
一昨年の相模湾の初日の出。ようするにクライアントと一緒に、この風景を出来るだけ美しく見れることと、毎日の眼前の海からの潮害との取引をいかように線引きするかが僕らの仕事。ちなみにここが僕らの仕事場であるはずもなく、湘南・二宮のO氏の別邸。

by pandemic | 2004-12-27 17:58 | design-architecture


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