PANDEMONIUM/大混乱!?の現場から

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カテゴリ:住宅草案( 14 )


2006年 08月 28日

UEHARA O.S.M APARTMENT 04

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物件は築25年以上、立地と広さと価格のバランスで決めました。

最初からリノベーションをしようと思っていましたから、どちらかというと外部と内部のギャップは狙ってました。

何だかんだいって、もうかれこれ渋谷・上原には10年近く住んでいるので、どうしても離れたくなかった。
(何度か挫折しそうになり、気持ちは小田急先を下っていってましたけど・・・苦笑)

踏みとどまれて、本当によかった。
思いとどめてくれた家族に感謝です。


今現在、来年のGOOD DESIGN AWARDにむけて、テーブルとソファーの開発をしています。
(嘘です。今年はエントリーしませんでしたし、来年も微妙です。)

オリジナルのテーブルとソファーのデザインは確かに進めています。

UEHARA O.S.M APT.も、例にもれず様々な職人さんの仕事の集積です。

監督のモジュール技建の追留さんは本当に素晴らしかった。

事務所検査で上がった項目はこれといってなし。

ダメ工事は0。


こんな現場は13年この業界で生きてきて初めてです。

それも自邸で体験できるなんて、僕はなんて幸せなんだろう。


僕にケチつけられる前に全て先回りして対処してくれていました。

本当にぴしっ!っとした凛とした仕事をして頂きました。


住みはじめて約1ヶ月。

全く問題なく、むしろ家から出たくない程、気に入っています。

テーブルが出来たら、パーティーでもしましょうかね。


*これにて2005 年2月12日(何と僕の誕生日!!)より続いた「住宅草案」は一時休憩です。
 皆々様、長い間、御静聴、有り難うございました。

by pandemic | 2006-08-28 04:12 | 住宅草案
2006年 08月 28日

UEHARA O.S.M APARTMENT 03

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子供室を眺めます。

マンションの構造はRCの壁構造。

実は解体前に想定していないところにRC壁が出てきたりして、当初のプランからの変更を余儀無くされました。

それでもやはり当初から変わらなかったことがいくつかあります。


出来る限りドアをなくし、流動的な空間を作ること。

好きなものが美しく見えて、今の自分達のライフスタイルにフィットすること。

持ち物に対して、アドレス(=場所)を計画してあげて納めること。


もともと物の少ない家族です。
引越し時は段ボールにして30個程度。
(同じ時期に改修工事をさせて頂いたI.K.D Apt.の御家族よりかなり少なかったですね。(ウフ(笑))

出来る限り、身軽に生きていたいんですよ。

住宅草案

by pandemic | 2006-08-28 04:11 | 住宅草案
2006年 08月 25日

UEHARA O.S.M APARTMENT 02

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さあ次はお部屋へご案内しましょう。

するすると5,6歩歩くと、そこはひとつの空間です。

改修前の間取りは、一般的な中廊下型の3LDKでした。
(*過去住宅草案エントリー从設計到憤怒 01 参照。)

中廊下型の脱却の一番テーマとなるのは、その一見合理的な動線計画です。
部屋から部屋への移動とプライバシーの確保。

この問題をいかに再解釈し新たな提案が出来るかです。


上原 O.S.M Apt.は、無駄な狭く、暗い廊下を排除すべく、まず大きなワンルームを確保します。子供室は大きな部屋の中の小さな部屋というコンセプトでゾーニングしています。ガラス張りでドアがないことも大きな意味があります。

子供が小さいということもありますが、限られたスペースで出来るだけ開放的にプライバシーを保ちながら家族で生活することに対してのひとつの回答です。

人の動きを束縛せず、お互いの気配は感じられ、空間と空間の繋がりはみえがかりを生み、さりげなくプライバシーを守ります。

住居はやはり生活のための「道具」であると、僕自身捉えているので、
たとえば真っ暗闇になっても、どこに何があるかを体で覚えていたいのです。

ある意味、からだで覚えられる、「身体にちかい住居」が理想だとも思っています。

エレメントの説明もしましょう

by pandemic | 2006-08-25 18:48 | 住宅草案
2006年 08月 25日

UEHARA O.S.M APARTMENT 01

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ようやく本日、上原 O.S.M Apt.の竣工写真のデーターが上がってきました。

写真は平井広行氏。

しっとりとシャープに、イメージ通りに撮って頂いています。

フォトショップでの修正もなし。

いくつかアップしますので、ごゆるりと御鑑賞下さい。

写真は玄関アプローチ

by pandemic | 2006-08-25 17:43 | 住宅草案
2006年 07月 27日

スケルトンとカスタム

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ニワトリが先で、卵があとになりましたが、解体現場の写真をエントリーします。

赤い長袖ニットが眩しい、村井爺からはじまり、現場監督「追留金男」トメさんJr.。

そして敷居歩きの「金男」。

最初に悲観的なエントリーをしてしまったが故、

「解体」という行為が残酷にも感じましたが、決してそういうことではなく

むしろ「スケルトン」は美しいのです。

上原 O.S.M Apt. はいってみればデザインという行為が「カスタム」です。

スケルトンのベースを創出し、いかに生活空間として創造し構成していくか。

自身3泊しましたが、まだまだ緊張感から解放されません。


落ち着いて体に馴染んでくるのは1ヶ月後くらいですかね。

by pandemic | 2006-07-27 12:13 | 住宅草案
2006年 07月 22日

PP

PP (=portrait photograph)

肖像写真

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写真:平井広行

by pandemic | 2006-07-22 08:53 | 住宅草案
2006年 07月 13日

从設計到憤怒 03

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怒りから設計へ 〜from anger to Design〜


03:怒りの連鎖反応

遺影です。

僕は今年の1月にこんなエントリーをしていました。

150日間の免許停止を受け入れ、自身の魂のアルファGTVを眺めるだけの日々が続きます。

2ヶ月もたつとだんだんと禁断症状も出るし、こそっと乗っちゃいそうなこともあります。

そんな時期に自己解体というエントリーをしています。


実はこの頃、あまりの怒りの連鎖反応の果てに「車という魂」を売り飛ばすことを思いつきます。

あと100日も乗れないのならいっそのこと売っちまおうと・・・

そしてその売却益はパンデミックへの上原O.S.M Apt.の設計料へと当てました。

パンデミックという会社

by pandemic | 2006-07-13 10:54 | 住宅草案
2006年 07月 10日

从設計到憤怒 02

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怒りから設計へ 〜from anger to Design〜


02:解体

皆さん、上の写真が本物件だと信じられますか?

もしかして見てはいけないものを見てしまったのかもしれません。

8番の写真、内見の時に壁の歪みを発見した時から僕の本物件への不信感はヒートアップしていきます。


購入後、早速、解体工事だけ先に進めます。

物件に関する施工当時の資料が全く見当たらないため、現状の状況を把握するため少しずつ壊していきます。

それはそれはなんとも全く嬉しくない「遺跡発掘調査」になっていきます。


写真の解説をさせて頂きます。


1番:壁紙の上に壁紙(花柄かよ!) ソフト幅木の上にソフト幅木(色違いかよ!)  床CFシートの上にCFシート(亀甲模様かよ!)

2番:普通に梁底に新聞紙

3番:3種類、結局4重に貼られていたCFシート(白黒の市松もかよ!)

4番:シートとシートの間になんと髪の毛!!

*これを現場監督に呼び出されてみた時はあまりの怒りと呆れに倒れそうになりました。

5番:なんじゃこりゃ?

6番:床下潜入写真。懐かしーーーーーUCCの缶。(っておい!ゴミだらけじゃねーか!)

7番:ボロボロの給湯給水管。(鉛管さびさび)

8番:おいおい無意識の脱構築か?明らかに斜めよね。


一般の皆さん、こういう物件は決して購入してはいけませんよ。

って、僕は「購入」というよりはもう「挑戦」でしたね。

実は怒りはぶつけたんですよ、1度だけ。

彼らから返ってきた言葉は・・・


世の中の中古マンションなんて、" こんなもんです "と。

はっきりいって奴らには「憎悪」すら覚えました。

奴らがふたりでニタニタ飲んでいるのを見つけたら殴りかかるかもしれません。(冗談です)


僕、「こんなもんです」とか「そんなもんです」とか言われると大抵ぶちぎれます。

そうです皆さん、お分かりの通り、上原O.S.M Apt.の計画は「怒り」から始まったのです。

by pandemic | 2006-07-10 10:30 | 住宅草案
2006年 07月 06日

从設計到憤怒 01

怒りから設計へ 〜from anger to Design〜

本ブログのカテゴリー、「住宅草案」の続きです。

自己解体のエントリーから4ヶ月近く時は過ぎてしまいましたが、4エントリーくらいにわけて、お話をまとめていきますのでしばらくの間、お付き合い下さいね。


01:物件との出会い

大隅家の"すみか"探しは、渋谷区上原周辺に限定していました。

僕は不動産屋でアルバイトをしていた経験もあるので、ここらで購入可能な求める面積を持つマンションが限られているのを知っていました。

そんなある日、いくつか目をつけていたマンションの一部屋が売りに出たことをインターネットで知ります。

知り合いの不動産屋に連絡し、中を見せてもらう段取りをします。

それはそれは綺麗にお化粧された"リフォーム済み"の物件でした。

内見の日は部屋に入ってくる陽も柔らかく、娘もひとり走り回っていました。

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PLAN

by pandemic | 2006-07-06 15:15 | 住宅草案
2006年 03月 13日

自己解体

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解体とは過去に積み重ねた一つ一つの仕事をひとつひとつ逆戻りしていくということ。

大きな音もたてず、" きゅっ "" きゅっ " と釘を抜く鍛冶の音だけでするのが

本当の「解体」。


僕の敬愛する現場監督がおっしゃってました。

上原のマンションの解体現場は中国人やミャンマー人などのアジアな人たちは見当たりません。

若い監督見習いといつもの元大工の" むらい "爺。

監督見習いは28年前の仕事を学び感じ取り、爺はマイペースにこつこつと視野の広い動きで黙々と仕事をしていきます。

解体現場も僕にとっては最も大切な「創造の現場」です。



春の終わりには、これが本気のマンションのリフォームだ!!

っていう仕事を見せてやります。




しかしホントにそこらの不動産系のちんけなリフォームには辟易しますね。

気がついたら結局、新品の風呂とキッチン以外全部ぶっ壊しちゃいました。

まあまあいいんですよ、何せ自分の家ですから・・・(笑)

by pandemic | 2006-03-13 12:01 | 住宅草案