2005年 05月 14日

大磯サッカークラブ

この日はちと朝から忙しかった。

その昔、「マネーの虎」という番組がありました。その最終回、地元でフットサル事業をやりたいという若者が事業資金を借りるため虎たちに挑みました。けっこういい線までいったのですが、後半、生活倉庫の社長らに噛み付かれて涙をためての屈辱的なノーマネー・・・残念な結果に終わりました。

その若者の結婚式がこの日ありました。

彼とのはじまりはその昔10年ほど前に地元のサッカークラブの臨時コーチをしているときで、そこに体力を持て余した高校生たちが小学生にまじって集まりだして、そのうちの一人が彼でした。思い起こせばサッカーの試合のあとの焼肉屋でのいつもの馬鹿飲みで、高校卒業したての彼は飲めもしないのに無理して飲んじゃって、僕の車の窓から吐きながら帰ったりした甘酸っぱい青春時代の記憶が蘇ってきます。

そんな彼も食いちぎられはしましたが、マネーの虎に挑むまでに成長し、嫁までもらう日が来るとは、おいおいと思いながら車を運転しているときは夢にも思いませんでした。ただ、このおめでたい日に何とも残念なことがありました。それこそ結婚式なんて幸せなお二人を囲み、旧友たちとの同窓会のようなもの。がしかし10年前のサッカークラブに関わっていた人間は何故か誰も出席していなくて何だかとても哀しかった。



披露宴が終了し僕は足早に帰路に着いた。
めでたい席の帰りのはずなのに何となしに違和感は消えず、車の中でひとつ思いが浮かんだ。

若者は結婚式の挨拶の中で、「大磯に世界一のクラブチームをつくる」というとてつもなく大きな夢を大いに語った。
ん~~~~~~~~~
厳しいようだが、「ただ、ただ、語った」といっていいだろう。
僕にはどうにも響かなかった。

自分の夢を語るのはもちろん自由だが、自身のそのスケールの大きい夢を語るならばやはりたくさんの人たちの夢を集めなければならず、僕を含め10年前に彼の周りにいた人間は少なくとも何らかの力になれる人間が集まっていたはずである。その人たちがここにいないというのは僕自身何だかなあ~と思ってしまった原因でもある。もちろん、その夢を語った若者が悪いわけでもなんでもないんだけど・・・

by pandemic | 2005-05-14 23:33 | 日課牧歌


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