2005年 05月 08日

「文化遺産としてのモダニズム建築—DOCOMOMO100選展」

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様々な思いの駆け巡った展覧会だった。

写真・図面(手描き、複写等)・模型という建築プレゼンテーションの3手法を駆使してのシンプルで静かなプレゼンテーションには非常に好感が持てた。
とくにそれぞれの手描きの図面には脱帽。丹下氏の代々木体育館の図面には神谷先生のサインも入っていたし、正直「生々しい」の一言。篠原先生の白の家の図面にもしびれたし(レタリングなんてうちのCPのフォントに使いたいくらいに美しくてカッコいい。もちろんプランニングも素敵。)、山口文象氏の黒部ダムのパースもかっこよかったし、白井氏の図面にはうっとりため息がもれました。

今からルパン三世みたいに不二子ちゃんと盗みに行きたいぐらいです。
(結構、本気です。oyabinさん!)

100選それぞれに魅入られたのですが、僕自身の学生時代の思い出とものの見事にラップしたことがありましたので少し無駄話を・・・




チケットを購入し一番最初に目に飛び込んできた菊竹氏のスカイハウスの模型。僕はこの模型を見て一気に学生時代に引き戻されます。

学生時代、僕は「建築生産研究会」なるサークルに所属し4年間みっちりと建築三昧な日々を送りました。3年次にはその研究会の29代目の会長に選ばれ1年間後輩とともに「建築とは」なんて、今を思えばかなり青臭くお恥ずかしい時をすごしますが、本人達はいたって本気で熱い毎日でした。その頃のサークル内の活動で1年生の新入歓迎の意をこめた企画、「巨匠の名作住宅から建築を学ぼう!」を思い出します。4グループにわかれ、それぞれ話し合いの元に建築家と住宅をピックアップし、冊子資料の作成、プレゼンテーション模型及びA1*2枚分のパース及び図面を作成する企画。

確か以下の四つだったような。(僕はパンダさんチーム。)

・うさぎさんチーム:宮脇檀氏「ブルーボックス」
・ぞうさんチーム:安藤忠雄氏「住吉の長屋」
・かめさんチーム:東孝光氏「塔の家」
・パンダさんチーム:菊竹清訓氏「スカイハウス」

今回の展覧会を見ていて周りに学生の方が多かったこと、また、会場のプレゼンテーション模型は京都工芸繊維大学の学生たちの製作が多かったことにちなんでエントリーしてみました。

会場は文字通り「宝の山」。正直、眺めているだけでは偉大さだけしか感じ取れません。血となり肉とするにはやはりトレースしそこから模型をつくり「何か」を感じ取らなければなりません。先日も大学時代の恩師山口廣先生の傘寿の会でのご様子、80を過ぎてもなお衰えぬ建築に向かう真摯な姿勢はには本当に心打たれます。僕らはまだまだまだ始まったばかり、こんなにも魅力的な巨匠達とその仕事に囲まれ、建築という行為に出会えただけでも恵まれ、また幸せなんだと思う。

by pandemic | 2005-05-08 23:59 | 日課牧歌


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